赤ちゃんを母乳で育てるお母さんも多くなってきましたが、赤ちゃんにとってもお母さんにとってもつらいのが断乳の時。離乳食のすすみ具合にもよりますが、断乳の時期としては、満8カ月ころから1歳前後を目安にしたいものです。急に断乳すると、1日に3、4回分母乳を出していたお母さんの方もお乳が張って苦しいので、だんだんと授乳回数を減らし、お母さん自身も水分摂取を控えるようにするといいでしょう。
昔は断乳するために「お乳に唐辛子を塗った」という話も聞きましたが、それよりも、コップやストローで飲む練習をして、授乳回数を減らしていく方がいいでしょう。日中は外遊びを多くさせ、気を紛らわすのも一つの方法。離乳食が進まなかった赤ちゃんも母乳をやめたとたん食が進むようになったり、夜中に何度も起きていたのに断乳したら夜もぐっすり眠ってくれるようになったというのもよく聞く話です。
