1歳未満の赤ちゃんの舌やほっぺたの内側に、白いミルクかすのようなものがついていることがあります。これは鵞口そう(がこうそう)と言って、白色カンジタ菌という一種のカビが原因で起こるものです。かぜをひいたり抵抗力が弱くなると一気に増えることがあり、また汚れた自分の指を口に入れたために感染するケースもあります。
ガーゼなどでそっとこすってもなかなか取れないものですが、強くこすると多少ポロポロとはがれます。でもこすりすぎるのもよくないので、念のため小児科で診てもらいましょう。程度によっては抗カビ剤を塗る治療が施され、1週間もすれば治るものです。しっかりおっぱいを飲む赤ちゃんなら自然に治ります。
また、鵞口そうになる赤ちゃんは、お尻に真菌による皮膚炎を起こしていることも多いので、チェックをまめにして、かかっていれば一緒に治療してもらいましょう。