停留睾丸の心配

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おちんちんの袋を触っても睾丸が触れないことがあります。片方だけのことが多いのですが、両方に起こすこともあります。

そもそも睾丸は、赤ちゃんがお母さんのお腹にいる胎児の時は、赤ちゃんのお腹の中にあります。これがだんだん下りていって、生まれる直前に 陰蓑(いんのう)まで下がるのですが、何らかの理由によって睾丸が途中で止まってしまうことがあります。お腹をていねいに探すと、大腿部や鼠径部に見つかることが多いのですが、見つからない場合は超音波検査で探します。

大部分は、1歳から1歳半ごろまでには自然に下りてくるため心配いりません。未熟児の赤ちゃんに多く見られますが、多くは成長と共に下りてきます。下りてこない場合、お腹に留まったままにしておくと、将来、不妊症やガンになる確率が高くなるという心配もありますから、5歳頃までに睾丸を陰蓑内に固定する簡単な手術を行います。