最近、子どもたちのコミュニケーション力の低下が叫ばれています。自分の気持ちを言葉にして相手に伝えること、これは急にできるようになるものではありません。やはり、小さい頃からの親からの問いかけ方、ちょっとした親子の会話が重要になってくるでしょう。
子どもが何かしたいと思っているときに、大人は先回りしてしまいがち。子どもが絵を描きたいのだとわかると、「紙が欲しいの?」「クレヨンで描く?」。先に聞いて用意せず、時間があるときには、子どもの言葉を待ってみましょう。そして、時には返事がYES、NOだけにならないような問いかけの工夫も必要。たとえば、料理を食べているときに、「おいしい?」と聞かず、「どんな味がする?」と聞いてみるなど。会話を工夫してみると、子どもも感じたことを言葉で表現するようになっていきます。