「共感」と「承認」、自己肯定感を高めるのはどっち?

Pocket
LINEで送る


「子どもの心に共感しましょう」と言われることがあると思います。「悲しかったね」「くやしかったね」「いやなんだね」という共感はとても大切です。言葉にすることで、子どもが自分の気持ちを整理できます。そして、共感してくれた、気持ちを受け止めてもらえたという承認が、自己肯定感を高めることにもつながります。共感することで、子どもの高まった気持ちが、少しクールダウンすることもあります。
 
ただし、気持ちに共感することと、行動を承認することは別ものです。たとえば「おもちゃが欲しいんだね」と共感しても、いつも買ってあげる必要はありません。共感した後、「でも、今日は○○だから買えないよ」と、親の行動や理由を子どもにわかりやすい言葉で伝えましょう。何でも思い通りにならないこと、社会のルールなどを学んでいきます。