子どもがおもちゃで遊んでいて、友だちが使いたくて手を出してきたとき、「貸してあげなさい」というお母さんが多いのではないでしょうか。
お母さんとしては優しい子になって欲しくて、まず“譲る”ことを教えたいからそのように促すわけですが、子どもにしてみれば、今まで楽しく遊んでいたおもちゃを、「なぜ譲らなくてはいけないのか?」と理不尽な気持ちになるでしょう。
自分の気持ちは置いておいて、「相手に優しく」するのは、難しいことです。自分の気持ちが尊重されていて、受け止められている実感があるからこそ、人にも優しくなれるものです。
状況にもよりますが、まずはわが子の使いたい気持ちを尊重してあげましょう。それから「お友だちが使いたいんだって、どうする?」と相手の気持ちを伝え、相談してみましょう。