夫婦で子育ての考え方が違うことは、少なくありません。違う環境で約20年以上育ってきた者同士ですから、考え方が違っても仕方のないこと。大人同士の生活はまだしも、子育てとなると、自分が育てられてきた方法や環境、それに対する思いも加わり、些細な言動が気になるものです。
違う人間である以上、子育ての方針が完全に一致するのは難しいこと。いろいろな大人が接することで子どもは社会性や多様性を身につけていきますから、考え方や接し方、アドバイスの方法などは違っていてもいいのです。細かい対応ひとつひとつに注目すると否定したくなりますから、どんな大人になって欲しいのか、子育ての大きな方針を共有しておきましょう。大きな方向がほぼ同じなら、対応の仕方が多少違っても、子どもは混乱することはないでしょう。