胸の真ん中を通っている胸骨が、へこんでいるのが漏斗胸(ろうときょう)。遺伝的な要素や胸の骨や肋骨の間の肋間骨が未発達なためにおこるものです。
いわゆる胸の変形で、ちょっとしたへこみなら内臓に影響を及ぼすこともありません。へこみが特にひどくなく、呼吸などにも影響がなければ、手術の必要もありません。
に伴って目立たなくなることもありますから、あまり心配しなくて大丈夫でしょう。へこみが気になる場合は、形成外科で手術することもできます。
握りこぶしくらいのへこみがある場合は、胸のへこみによって肺が圧迫され、胸がゼイゼイして肺活量が減るなど、活発に動けなくなる場合があります。このように肺や心臓に障害がある場合は手術が必要です。
また、胸骨が前方に出っぱっているのが鳩胸(はとむね)。内臓を圧迫しないので、放っておいても大丈夫です。