小さな時には「えらいね」「すごいね」と言うと嬉しそうにしていた子。が、小学校に行くようになる頃から、同じように親が声かけしても「別にえらくないよ!」「すごくなんかないよ!」と答える子もいるようです。
「えらい」「すごい」は比較する言葉。ほめ言葉とはちょっと違うものです。他の子より偉い、他の子より凄いというほめ方をしていると、子ども自身も友だちと比較してしまい、「別にすごくない」……という言葉を返すのでしょう。
子どもがうれしいのは、「ありがとう」「頑張ったね」「よかったね」という言葉だと聞いたことがあります。これはお礼と励ましと共感の言葉。「○○してくれてありがとう。お母さん助かったよ」「○○できるようになってよかったね」……という具体的な言葉で、ほめるように心がけたいものです。