産まれたばかりの赤ちゃんは、産道をすり抜けてきたばかりですから、目が腫れていることがよくあります。日が経つごとに腫れが引いていきますが、片方の目の腫れだけが残っていることもあります。これもじきに腫れが引きますから、心配いりません。
赤ちゃんが産まれるとすぐに、ブドウ球菌やクラミジアによる新生児眼炎を予防するために目薬をさしますが、この目薬が刺激になって、目が腫れることもあるようです。
また、上のまぶたの筋肉が弱く、上のまぶたが目にかぶさっている状態になっていることがあります。これは眼瞼下垂と呼ばれるものですが、とてもまれな病気です。
瞼下垂がひどい場合には、視力の正常な発達が損なわれる可能性がありますから、時期を見て上のまぶたの筋肉を縫い縮める手術を受ける場合もあります。