皮膚は、気温の変化や乾燥、ばい菌など外からの刺激をガードして、体の中の水分を保つ役割をしている大事な臓器。赤ちゃんの皮膚は大人の2分の1から3分の1くらいの厚さのため、乾燥しやすく、傷つきやすく、とてもデリケート。おむつかぶれや、離乳食後に口の周りが赤くなる、寒い季節に頬がカサカサするのも、このためです。
生まれてすぐの赤ちゃんの皮脂量は多いのですが、生後2カ月過ぎには皮脂分泌が少なくなります。皮脂が少なくなると、子どもの肌がカサカサになってしまうということです。汚れは肌への刺激になるため、入浴時には洗浄料を泡立ててこすらないように洗います。洗った後はローションやクリームなどを、大人の手のひら全体を使って、たっぷりつけて保湿します。耳の後ろや手足のしわの中なども、忘れずに塗りましょう。