離乳食の作り方の本も多く出版され、離乳食作りが上手なお母さんも多いでしょう。でも、育児書に頼りすぎて、赤ちゃんとコミュニケーションを取りながら、楽しく食べることがおろそかになってはいませんか。
たとえば、「ひとさじずつ増やしていく」と育児書に書いてあっても、赤ちゃんのそのときの気分によって、食が進まないこともあるでしょう。赤ちゃんにだって好き嫌いがありますから、食べにくい食材もあれば、大好きな食材もあるもの。様子を見ながらの臨機応変は大切なことなのです。
そして、家族で楽しく食事をするということも大切なこと。初期の頃は赤ちゃんが食べることに慣れるために、食事も1日1回か2回。これでは家族の食事時間にあわせるのは無理ですが、1日3食になれば、家族と一緒の時間に食べさせてあげたいですね。楽しい食卓の雰囲気から、赤ちゃんの「食べたい」気持ちが起こってきます。