日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2007/3/6 赤ちゃんステッカー(baby in car)
若葉マークや紅葉マークは、運転が未熟だったり判断が遅れ気味だったりと、その車が原因で周囲の車や人を事故やトラブルに巻きこむ危険があるために、周囲への注意喚起を促すものでもあります。しかし、赤ちゃんや妊婦ステッカーを貼っている人の運転が未熟だったり、危険に繋がる行為をするわけではありません。 さて、このステッカーは何の意味があるのでしょう?法令で定められてもいないのに、どうしてみんなが貼っているのでしょう? よく言われているのは、事故などに遭遇した場合、車の中に赤ちゃんや子どもが残されているのに、運転者や同乗者の意識がないと発見が遅れる場合があること。そんな時に赤ちゃんの存在を知らせるものです。特に、シートとシートの間に挟まれて見つけられない等と言うことがないように。そういう意味では、救助隊に向けてのアピールです。 次に、赤ちゃんや妊婦への負担を考慮して、運転者が急ブレーキや急加速を避けて車間距離を空けた安全運転をするのでお先にどうぞ、というサイン。ベビーシートや小さな子どもは、後ろや横から見えないこともあります。 赤ちゃんや妊婦・子どもが乗っている事を知らせるステッカーですので、乗っていない時には貼るべき物ではありません。ファッションでもありません。貼る場所や貼り方によっては、視界を遮ったり運転の邪魔にもなりかねません。また、ステッカーを貼っているからまわりの車が何か気を遣ってくれるだろうという期待はしないことです。ましてや、チャイルドシートを使わなかったり、車内で立ったり窓やサンルーフから顔を出したりというのはもってのほかです。 赤ちゃん・小さな子どもを車に乗せる時には、ステッカーよりもチャイルドシートをきちんと装着して、必ずそこに座らせることが第一です。その上で、守るべき命を載せているのだと言うことを自覚し、安全運転を心がけてください。 |