日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2007/7/13 チャイルドシート装着率過去最低警察庁と日本自動車連盟(JAF)が、5月26日〜6月4日に全国101カ所でチャイルドシートの使用状況を調査した結果が公表されました。6歳未満の乳幼児の使用率は前年比2.5ポイント減の46.9%で、合同調査を始めた2002年以降で最低の数字です。 一方、平成18年の自動車乗車中の交通事故で死亡した乳幼児の致死率では、チャイルドシート未使用の死亡率が0.39%で、使用(0.04%)の9.8倍にもなっています。チャイルドシートの使用が、いかに大切かを物語る数字といえます。 年齢別装着状況では、さすがに1歳未満の乳児は73.7%の装着率がありますが、1〜4歳では47.2%、5歳は25.0%と、年齢が上がるほど装着率が下がっていきます。 また、チャイルドシートをせっかく装着しても、正しく装着していない割合が半分を超え、装着率とは反対に、年齢が下がるほどにミスユースの割合が上がります。場合によってはチャイルドシートのミスユースが原因で、致命的なケガを負うこともあります。今一度正しい装着をしているか確認も必要です。 →警察庁交通局 平成19年 チャイルドシートの使用状況について(pdf) →JAFチャイルドシート使用状況全国調査(2007)報告詳細(pdf) JAFのホームページには、その調査報告の詳細が掲載されていますが、そこには県別の使用率も公表されています。最も使用率が高かったのが山口県の69.9%、最も低かったのが愛媛県の28.0%と、地域差も大きいことがわかります。 また、チャイルドシートの装着位置や子どもの着座位置(助手席か後部座席か)の割合も調べてあります。チャイルドシートを助手席に装着してある割合が1/4ありますが、これだけエアバッグが普及した現在、助手席へのチャイルドシートの装着は、形状や装着位置、向きなど十分注意が必要です。 お子さんの命を守るチャイルドシート、正しく装着されているか今一度チェックしてみてください。 |