CMやバラエティでも活躍。元気で明るいキャラクターに、ママたちからの人気も上昇中の1歳8カ月の女の子のママ。ほんの少しおなかが大きくなってきた第2子の妊娠5カ月の頃、お話を伺いました。
坂下千里子さん
京都府出身。1994年にCM でデビュー。現在は、CM、バラエティ、ドラマなどさまざまな番組や雑誌連載などで活躍
「2人目は胎動を感じるのも早かったんです。
まだ妊娠5カ月なので、激しくはないけれど、〝あ、きたな〞ってすぐにわかりました」
先に出産した姉が近くにいたので、姉の子どもを見るたびに「かわいいな~」と思っていました。お休みの日には、すぐに甥っ子に会いに行ってしまうほど。姉に「自分の子なら、もっとかわいいよ!」と言われて、「そうかな~」なんて思っていました。
第一子の妊娠がわかり、喜んだ2週間後にいきなり「切迫流産のおそれがある」って言われて。「流産」っていう言葉がついていたので、「なぜ?」ってナーバスになりましたね。お医者様の指示通りに、仕事もお休みして家事もせず、自宅で安静に過ごしました。
第一子の方が、つわりも大変でした。食べられなくて、オレンジジュースしか飲めず、吐きづわりで4kgやせてしまいました。「あと1kgやせたら入院しなさい」と言われましたが、なんとか入院せずにすみました。
出産は、破水とおしるしが同時。破水したから、48時間以内に生まなくてはいけないとのことで。できるだけ自然分娩したかったのですが、赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いていて、赤ちゃんが苦しがっていると聞き、緊急帝王切開となりました。自分にとっての初めての手術がお産だったので、気持ちの整理はちょっと大変でした。でも、部分麻酔でしたから、赤ちゃんの産声を聞くことができ、「生まれた~」とほっとしました。
子育てで大変だった事って、ほとんど思い当たらないんです。うちの子って、あまり手がかからないんですよ。お友だちのママからは「子どもが食べてくれなくて、悩んでる」と聞くこともありますが。離乳食もほんの少しの味付けで、パクパク食べてくれちゃうし。今は、ご飯をたくさん食べた後なのに「パン!」「パン!」って言って、「本当に食べたいの?」と思って差し出すと、食べちゃうし。代謝がいいのかな。だからいっつも、臨月みたいなお腹してるんですけどね
(笑)。
撮影/福田依子 取材・文/高祖常子