「ぐっさん」の愛称で、子どもにもママやパパにも大人気。
仕事で忙しい毎日の中でも、子どもと本気で遊び、家族を大切にしているステキな3児のパパです。
山口智充さん
「ぐっさん」の愛称で親しまれているお笑いタレント。「笑顔がごちそう ウチゴハン」「にじいろジーン」など、多数の番組で活躍。12歳、5歳、3歳の2男1女のパパ。
自分自身、好奇心旺盛な子どもだった。石、砂、うんこ……、いろんなものをつかんでみた。
友だちともたくさん遊んで、楽しいこともいっぱい、ケンカしたことも。
いろんなところに行く、いろんな人に会う、たくさんの経験ができる環境を、子どもに与えてあげたい。
子どもはもともと大好き。子どもたちに囲まれて働ける園長さんになりたいと本気で考えたり、どうやったら経営できるんだろうと思ってるくらいです。
子どもたちと遊んでいるときって、本当に楽しいんです。わが子がいるけれど、ほかの子も大好き。公園ではわが子とも、よその子ともたくさん遊びます。わが子と遊んでいると、いつの間にか子どもたちが寄って来ちゃうんです。多いときは10人とか20人以上とか。1対20です。
特別な遊びはしてないんですよ。「捕まったらダメ!」って、子どもたちを追いかけて捕まえたり、自分が捕まらないように団体の中をすり抜けたり、時々急に止まって威い嚇かくしてみたり(笑)。
「ハアハア、疲れた~。水ちょうだい!」って言うと、子どもが真似っこの飲み物を持ってきてくれる。「この水は何?」って聞くと、「おしっこ」とか「トゲ」とか「毒水」とか。
子どもたちも自分の水を受け取って欲しくって、一生懸命なんですよ。中には「ジュース」って渡してくれる子がいて、「うわっ、うまいな♪」なんて。一緒に遊んであげているんじゃなくって、遊んでもらってます。子どもたちにとっては、ゆかいなおじさんなんでしょうね。
ママが妊娠中の時は、できる範囲で妊婦健診に同行したり、重いもの持ったり、家事を手伝ったり。超音波を見るときは、いつもワクワクどきどき。「大きくなってますね」って聞いて、ほっとしてました。
子どもが産まれてからは、おむつ替えしたり、トイレに連れて行ったり、お風呂に入れるのも楽しい。時間があれば、できるだけ一緒にいたいと思っています。
休日は疲れて寝ちゃうパパもいると思うんですが、ボクの場合は、寝ている暇があったら子どもと遊びたいんです。寝てたらもったいないという感じ。寝ているよりも、疲れが取れるんですよ。
1人目が産まれた時は家族が大阪にいたんですが、東京での仕事の合間に、30分しか会えなくても大阪に帰っていたほど。その気持ちは今でも変わらないですね。
もちろん、夜、飲みに行ったり、友だちとの時間も好きですよ。でも、子どもが起きている時間だと、飲んでいても集中できないんです。早い時間なら家に帰って子どもと遊ぶ、夜遅く子どもが寝てしまってる時間なら、友だちと飲むって感じですね。
海外ロケなんかで離れていると、家族のところに帰りたくて、自分がホームシックになっちゃいます(笑)。
撮影/福田依子 取材・文/高祖常子