●ボクらの町の職人車
2011年3月発売 ¥500(税込)
全国の玩具店等で発売中
※店頭に既にない場合もあります。
ミニカー玩具、「トミカ」の生誕40周年にあたり、「でっかい子ども大使」として活躍した、山口智充さんがプロデュースしたトミカたち。山口さんプロデュースのトミカにペーパークラフトがついた、全10種。
何でも「イヤ」って言ったり、子どもの反抗期はくるものです。子どもが反抗期でもなんでも、ボクの接し方は変わりません。ダメはダメだし、いいことはいい。普段と変わらず、接しています。
叱るときは叱ります。普段仲良く遊んでいるし、子どもにとって、すごくものわかりのいい大人だと思うんです。だからこそ、そんなボクが叱るときは「ちゃんと聞かなきゃいけない」と思うみたいです。
ボク自身、子どもが見て「人生を楽しんでいる人でありたい」と思っています。父として、先輩として。そして、子どもたちには自分よりも人生を楽しんで欲しいと思っています。将来「お父さん、人生って、最高やわ」って言ってくれるように。そんな背中を見せられるおやじでありたいです。
子育てはかなり、放任主義だと思います。子どもから見るとほったらかしに見えるけれど、見届けている。放任できる幅を、広く取っておくことを心がけています。幅が狭いと何でも「ダメ」になっちゃう。自分の視野を広く持つ方が、子どもがのびのび育つんじゃないかと思います。
たとえば、公園に行って、子どもが遠くで遊んでいても、ちゃんと見守っている。子どもが友だちの家に泊まりに行っていても、心の目で見ている……ってことなのかなと。「今、この子は何に興味があるのかな」ってキャッチするようにしています。子どもが家に帰ってきて、「今日、どうだった?」なんていう日常のコミュニケーションの中から見えてくるものがあると思います。
自分の誕生日や父の日にメッセージカードをくれたりすると、「こんなことを書けるようになったんだ」「こんなこと考えているんだ」って、成長をうれしく感じます。
子どもが生まれてから、「必然性」を強く感じるようになりました。子どもは、いて当たり前の存在、いなくてはならない存在。自分と妻が出会わなければ、子どもたちはいなかったし、サラリーマンを辞めて、今の仕事を始めなかったら、妻と出会わなかった。すべてのことがすべてつながっているように思えます。
大好きな家族とたくさん過ごすために、健康でいたいと、自分を大切に思う気持ちも強くなりました。妻にありがとうだし、親にありがとうだし、みんなに感謝の気持ちをいっぱい伝えたい。
撮影/福田依子 取材・文/高祖常子