おじいちゃんおばあちゃん、三世代一緒に!
コマやだるま落とし、けん玉など、どんなあそびをしていても、「見て、見て~」と、できた瞬間の表情がとてもいいのが印象的。「これ、この笑顔!」と田村さん。「この小さな達成感こそが、次のステージへのステップ。このよろこびこそが、自分への自信になるのよ」とおっしゃいます。
木や布といった素材のやさしさも、昔遊びのすばらしい点。ところが、安かろう、悪かろう商品が売られている現実も。けん玉やだるま落としなどは、品質が悪いとなかなか上手にあそべず、達成感も味わえないのだそう。シンプルだからこそ、素材の感触もダイレクトです。
あそぶときは、古くから伝わる本物の道具を使って、昔あそびを楽しんでみましょう。おじいちゃんやおばあちゃんとも一緒に、世代を超えて楽しめること請け合いですよ。
はじめは座って、次に立ち上がり、歩きながら……とバランスをとって、ほらできた!
なげ竹を使って、字を書き始める子も。こうやって自分であそび方をみつけられるのもいいですね。 |
けん玉をやるときは、周りに人がいないか、危険なものはないか見渡してから。ルールを守りながらあそぶことも大切。
指先で回すものから、ひも式まで、コマも種類が豊富です。
上級編は、ひもを使って。ベイゴマは小さい分、ひもを巻くのも難易度アップ!
繰り返すにつれ、力加減が分かってきます。集中力が付きそう!
平井人世(ひとよ)ちゃん(5歳)、こころちゃん(4歳)&奈穂子ママ
コマなどは園でもやらせてもらえているようですが、家ではあまり昔あそびをしたことがなかったので、さっそくやってみたいと思います。テレビゲームと違って、一緒にあそんでいる感がたっぷり味わえますね。
松尾優香里ちゃん(5歳)、
寿晃くん(2歳)&容子ママ
刺激の強いおもちゃが多い現代だからこそ、昔あそびを改めて見直したいなぁと思いました。寿晃がコマ回しにはまって、ず~っとやっていたのには驚きました。シンプルだからこそあきないんですね。
坂下冬磨(とうま)くん(5歳)、颯(いぶき)くん(1歳)&由美子ママ
自分も子どもの頃、祖母や母に教えてもらったなぁ、と懐かしくなりました。子どもに必要な運動能力が身に付くメリットはもちろん、やはり木が素材のおもちゃはいいなぁと思いました。
撮影/長尾浩之 取材・文/山田治奈
取材協力/東京おもちゃ美術館(東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内)