体と心はつながっている!
病は気から……という言葉があるように、体と心はつながっています。さらに、子どもの体調や感受性は親の体調や気持ちと深く関係していると言われることも。親子でスキンシップ&ストレッチをしながら、そんな自分の体と心を見直してみませんか?
奥谷まゆみさん
からだクリエイトきらくかん代表。心理療法を学んだ後、1994年より整体指導を始める。姿勢やエクササイズなど、体の使い方を変えて、心身の不調を改善する「からだレッスン」を考案。著書に『新・新・お産本』(きらくかん刊)、『骨盤育児』(京阪神エルマガジン社)ほか。
体と心の関係は不思議なもので、体の重心が前に傾くと人の意識は前向きになり、反対に重心が後ろに傾くと意識も後ろ向きになりやすい傾向があります。
ママの場合は出産後の筋力の低下がきっかけで、子どもは背が伸びて徐々に大人体系に近づいてくると(目安は4歳)、体の軸のバランスが後ろに傾きがちになります。
写真の悪い姿勢を見てみましょう。
といった状態に陥りやすくなるというわけです。「腰が引ける」「本腰を入れる」などの言葉がありますが、これはまさに文字通りの意味なのですね。
骨盤を支えているインナーマッスルの大腰筋、腹筋、背筋、太ももが鍛えられます。お腹の血行もよくなって、便秘防止にも。
正しい姿勢をとり、腰に手をあてて、片足を写真のように太ももが床に平行になるように足を上げる。このとき、膝の角度は90 度に。
最初に上げた足を下ろして
反対側の足も同じように上げる。これを片足2秒で30 歩(約1分)、1日に2~3セット行なう。数分で、体がほかほかあたたまってきます。
読者モデル/玉木柳太郎くん(3歳)&桃李ママ 撮影/福田依子 取材・文/山田治奈 読者モデル募集中