ベビーフードとは、離乳期の赤ちゃんの発育に合わせて作られた加工食品です。赤ちゃんに栄養を補給するとともに、噛む力や味覚を発達させて一般食品へ適応できるようにサポートする役割もあります。市販されているベビーフードは500種類以上にのぼり、そのまま食べられるものからお湯で戻すものまで、実にいろいろなタイプがそろっています。忙しいとき、お出かけのとき、またメニューがマンネリになったときなど、用途に合わせて賢く利用しましょう。
ベビーフードのタイプ
ベビーフードには、大きくわけて次の4タイプがあります。それぞれの特徴をつかんでおきましょう。
1.ウェットタイプ
★びん・缶 |
調理した離乳食をびんや缶に入れ、加圧・殺菌したもの。離乳食準備期から後期用まで、さまざまなメニューがあります。調理したてを密封しているため、ふたを開けて、そのまま食べられます。 |
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★レトルト |
カレーなどで大人にもおなじみの製法。調理した食品を袋やカップに密閉したあと、加圧・加熱殺菌したもので、封を開ければすぐに食べることができます。びん・缶タイプに比べると加熱殺菌時間が短いために味がよく、種類も豊富です。 |
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2.ドライタイプ
★フリーズドライ |
食品を調理後にマイナス20〜40℃で急速冷凍し、真空・低温状態で水分を飛ばして乾燥させたもの。初期から中期に適したペースト状のメニューが中心で、食べるときはお湯を注いで戻します。食品の味や香り、色、栄養価を保ちやすいのが特徴。軽いので持ち運びに便利です。 |
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★ドライ |
調理した食品をつぶしたり、裏ごししたりしてなめらかな状態にしたうえで、水分を飛ばして粒状にしたもの。果汁やダシやスープ、ソース類が充実しており、お湯を加えるとスープやペーストになります。離乳食準備期や初期をはじめ、離乳食作りにも活用できます。 |
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