安全性と小回り、居住性のバランスで選ぶ
こそだて家族は、小さな赤ちゃんやお子さんを乗せて出かける事を前提に、クルマ選びをしなければなりません。お母さんが車の運転もし、赤ちゃんを連れての買い物にも当然使われるでしょう。そんな、赤ちゃんと一緒の日常の足として、クルマを選ぶとしたらどのような視点で選べばいいでしょう。
安全性のチェックポイントは2通り
安全性のチェックポイントには『衝突した時の安全性』と『衝突しないようにする(危険を回避する)性能』の二つがあります。
前者は、衝突した時に搭乗者や衝突した対象に、いかに衝撃が少なく損傷が無いかという視点で、ボディ構造やエアバッグの有無などで大きな差がつきます。簡単に言ってしまえば、エアバッグが運転席だけでなく、助手席や横からの衝突に対応するサイドエアバッグがあるか、側面からの衝突から車室を保護するサイドバーがあるかなど。これらは、カタログデータで確認する事ができます。最新の国産車ならば、衝突時の安全性についてはほとんど問題にはならないでしょう。
しかし、これは大前提として対象物が同一であればと言う事で、対象物が変われば衝撃も損傷度合いも変わってきます。簡単にいえば、重さも違えばバンパーの高さも違います。小さなクルマより大きなクルマの方が、相対的に安全であるということです。それは、軽自動車と大型SUVが衝突したことを想像するだけでも理解できる事です。
独立行政法人自動車事故対策機構が実施,発表している『自動車アセスメント』(衝突した時の安全性評価)で、衝突安全性能の考え方や評価方法、車種毎の結果などを公表していますので、参考にしたい方はご覧下さい。ただし、全てを同じ年に試験した結果ではないのでご注意下さい。
http://www.nasva.go.jp/mamoru/carassess.html