靴
こどもの服を買うとき、「どうせすぐに大きくなるから!」と思って、ちょっと大きめのサイズを買いませんか? 袖が長かったり、肩口が広がったりしています。それはそれでかわいい感じがしますが、クツに関してはちょっとそうはいきません。ジャストフィットを心がけてください。
人間の歴史はクツの歴史です。人が二足歩行になってから、足を守り、より効率的に歩けるようにするためにクツも進化を遂げてきました。「あるく」という人の最も根本的な活動を支えるのがクツです。だからこどもが歩き始める頃にクツも選びはじめましょう。
ファーストシューズといって、とっても小さいサイズの靴があります。生まれてすぐにプレゼントしたりする習慣が西洋にはあるようです。これは家の中においてもクツを履くことが前提の西洋文化ならではですね。
ではいつぐらいからクツを履き始めるものでしょうか?もちろん歩き始めてからですね。最初から外で歩くことはあまりないので、お家の中でしっかりとこども達が歩き始めることが大切です。まだ家の中ではクツは基本的には必要ありません。1.2歩ぐらいではまだクツは必要ではないと思います。
そしていよいよお外のデビュー。そのタイミングで選んであげてくださいね。
ポイントは
- こどものサイズにあったものを選ぶ。大きすぎず、小さすぎず。
- 柔らかすぎず、固すぎないもの
- 脱がしやすいもの
- 滑りにくいものね
このあたりのポイントを見てください
子育ての一つの極意!
「こどもの成長に合わせて、適切に環境を整える」
服にしてもクツにしても、こどもの成長は大人とは全く違うすごいスピードです。その成長のスピードをしっかりと意識して、体や成長にあったものにしましょう。
text by 神戸常盤大学教育学部こども教育学科 准教授 小崎 恭弘