海外でのトラブルに備える-その3:飛行機

Pocket
LINEで送る

飛行機で疲れを残さず現地に到着

船で韓国やロシアに向かう場合を除けば、海外旅行は飛行機で日本を飛びたつ事になります。

小さな子供を連れた海外旅行で、最初に迎える試練が飛行機です。
まず、赤ちゃんはいつから飛行機に乗せて良いんでしょう?妊婦さんは乗っても良いのでしょうか?

航空会社や国によって違うようですが、日本の航空会社の場合は、赤ちゃんは生後8日から連れて行けます。妊婦さんは出産予定日の28日以内だと、搭乗の可否についての判断を航空会社がします。全日空の場合だと、医師の診断書と本人の同意書が必要です。さらに、14日以内となると医師の同伴も求められます。

2歳未満で座席を使用しない幼児をだっこして乗る場合は、座席も狭いし泣いたり反り返ったりするとますます大変です。2歳以上の子だと座席を使用しますが、これもなかなかじっと座ってくれません。

機内でできるだけ快適に過ごすためには、事前に航空会社に可能な限りリクエストしておくこと。パックの旅行でも航空会社が決まれば、ホームページでどのようなサービスがあり、どのようなリクエストを受け付けているかが調べられますので、旅行代理店を通してリクエストしましょう。

まず、座席位置が問題です。赤ちゃんが一緒だとずっと抱いたままで長時間は大変ですので、パシネット(簡易ベビーベッド)をリクエストします。パシネットは取り付けられる席が限られていますので早めのリクエストが必須です。
お母さんは何かと子供のために席を立つ事になりますので、通路側の席を確保しましょう。間違っても、お母さんが窓側の席なんかに座らない事です。

機内では一般的に、ミルク、ベビーフード、紙おむつ、キッズミールなどのリクエストができますが、食事(キッズミール)を除けば基本的には日頃使い慣れた、赤ちゃんに合った物を持ち込むのがベストです。他にも、おもちゃや絵本なども搭載していますので、持ち込んだおもちゃに飽きたら尋ねてみましょう。

席に着いたら、シートベルト着用サインが消えるまで席を立てませんから、哺乳瓶や飲み物、お菓子やおもちゃなどを足下に。小さな子は気圧の変化に対応できない(耳抜きができない)ので、離着陸の際には飲み物やお菓子、あめ玉で何度もつばを飲み込ませるようにしましょう。

一度飛びたつと密室の機内。そんななかで子供に泣き出されたら焦ります。しかし、水平飛行に移って耳の痛みも落ち着いたら、あとは暑い、寒い、眠い、お腹がすいた、おむつが濡れた………原因は日常と同じようなものですから、落ち着いて対処しましょう。

入出国審査の際に必要な書類は、子供の面倒を見ながら機内で記入するのは大変です。できれば、必要書類を出発前に揃えて、記入してから搭乗すれば気持ちも楽になります。

写真


小さな子供を連れた海外旅行で、最初に迎える試練が飛行機です。機内で静かに、平穏に過ごすための準備です。