燃油サーチャージにご用心

Pocket
LINEで送る

燃油サーチャージって?海外へお出かけの予定の人も、そうでない人も、ニュースなどで話題になっているので聞いたことがあるのでは?話題になっているのは、国際線の航空運賃に上乗せされる燃油サーチャージ。

燃油サーチャージは原燃料価格の高騰から、販売開始した時点や予約を取り始めた時点と、実際に乗る時とで運行コストに大きな開きが出て、その開きを埋めるために徴収されるようになりました(国際線は1年前から予約受付、パッケージツアーもプラン設定、予約受付開始は早い)。航空運賃で燃油サーチャージの徴収が認められるようになったのは2004年の末ですが、2007年頃からの急激な原油高騰で燃油サーチャージの額が高額になり、パンフレットや募集広告の金額以外に大きな金額を請求されてトラブルにもなっているのです。

格安のパッケージツアーだと、そのツアー料金と大差ない金額となる例も出ています。しかも、航空会社によってその金額にも差があるために、ますます複雑です。燃油サーチャージは大人も子どもも同一料金で、家族旅行で人数が多くなると、燃油サーチャージだけで家族で10万円を超えるような追加料金が発生してしまいます。

トラブルの発生や、消費税も税別表示から税込み表示になったように、本来は燃油サーチャージも運賃や旅行代金に含めるべきとの考えから、2008年6月30日に、国土交通省は旅行代金に含めて表示するよう通達を出しました。

しかし、経過措置として「燃油サーチャージが別途必要となる旨」の記載に代えて、「燃油サーチャージの額」を見やすい大きさで旅行代金に近接して記載することで燃油サーチャージの追加徴収を認めていることや、既に印刷物が配布されている物などについての特例を認めているので暫くは混乱しそうです。特にパッケージツアーで航空会社が指定でないものは、上にも書きましたが航空会社毎に燃油サーチャージの額が違うので注意が必要です。
航空会社が賦課する燃油サーチャージの旅行取引における取扱いに関する通達の改定について

写真


燃油サーチャージって?飛行機や船舶の運賃だけでなく、トラックなどの物流の運賃にも課されるようになってきました。特に話題になっているのは、国際線の航空運賃に上乗せされる燃油サーチャージです。