旅行傷害保険に入り、万が一の連絡先を確認
いくら準備をしても、避けられないトラブルもあります。
特に多いのが小さな子の発熱や病気です。時差もあれば、気候や環境の変化に対応できない事も多く、抵抗力が弱い小さな子どもには長距離の移動は過酷です。体力が弱っていると、食あたりや病気にもなりやすく、思わぬケガをすることもあります。
子どもの具合が悪くなり病院に連れて行きたくても、言葉が通じなければ病院を探すのも症状を伝えるのも大変です。そんな時に、旅行傷害保険に入っていれば日本語でアシスタンスデスクに電話(多くはフリーダイヤル)して、最寄りの病院を紹介して貰えます。ハワイやロサンゼルス、パリ、ロンドンなど日本人が多く訪れる都市には、日本語が通じるスタッフがいる病院と提携しているところも多く安心です。
海外では病院の治療費も高額な国が多く、救急車さえも有料の国が少なくありません。保険に入っていれば、そのような支払の心配をすることなく病院で治療を受けられますし、支払も所定の用紙に必要事項を記入するだけで済みます。
病気やケガだけでなく、子どもが物を壊したり汚したりして賠償請求を受けることもあります。また、荷物の盗難被害も後を絶ちません。そのような場合でも、旅行傷害保険がカバーしてくれます。
家族での旅行の時には、パックになった保険よりも死亡時の保険金は少なくして、病気・傷害治療費用、携行品(手荷物)損害、賠償責任、渡航先によっては救援者費用などをポイントに、必要に応じて組み立てられる保険を選びましょう。その方が、保険料も安く済みます。
旅行代金をカードで支払った場合には、カードに付帯された旅行保険が適用される場合がほとんどですので、その内容もチェックして、足りない部分をカバーしておきましょう。
また、保険会社によってサポートしている国、地域、都市が違いますので、保険を選ぶ際には保険料だけでなく、渡航先のサポート体制をよくチェックして加入する事が必要です。
美術館やブランドショップでは子ども
から目が離せない
楽しい旅行にするには、トラブルにいかに巻きこまれないようにするか、トラブルの発生を防ぐかが肝要です。