高熱の上がり際に起こるけいれんは、熱性けいれんと言いますが、熱もないのに突然けいれんを起こす場合には、「てんかん」が疑われます。
今まで普通に遊んでいたのに、急に意識がぼんやりしてしまい数秒後にはまた元に戻る場合や、突然手足がけいれんしたり、突っ張ったり、嘔吐や失禁を伴う場合など、大小いろいろな種類の発作が起こります。
子どもがけいれんを起こしたときは、まずお母さんはあわてずに、熱があるのかないのかを判断することが大切です。熱のないけいれんの場合は、早めに脳波の検査を受けて、てんかんかどうかを確認することが必要です。
治療方法は、てんかんの発作回数を少なくするために抗けいれん剤を服用します。長期にわたって服用することで、発作が起こらなくなり、正常な脳波の状態が続くようであれば、徐々に薬を減らしていくことになります。