その名の通り、両方のほっぺたが、りんごのように赤くなる病気。37度くらいの微熱で、まず両方のほっぺが赤くなり、その後腕や太ももにも発疹が出ます。
発疹は、最初ポツポツとした斑点のようなものですが、だんだん発疹の真ん中の方の色が薄れ、赤みは周りに大きくなっていきます。
原因はパルボウイルスの感染によるもの。発疹の出る１週間くらい前から感染力がありますが、発疹が出ると感染の危険はなくなりますから、隔離する必要はありません。幼児期から小学生くらいの子どもがかかりやすく、兄弟でうつることもあります。
特別な治療薬はなく、発疹は１週間から10日くらいすると自然に薄くなって治ります。日光に当たったり、入浴して温まると発疹がひどくなることもありますが、さほど心配する必要はありません。
妊婦さんの場合は早流産を招く恐れがありますから、注意した方がいいでしょう。
