頭が痛いと言う髄膜炎

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髄膜炎の典型的な症状としては、突然の発熱と嘔吐、頭痛。少し大きな子どもの場合は「頭が痛い」と訴えることもあります。髄膜刺激症状と言って、首筋がかたくなりつっぱってきたり、仰向けの姿勢から首を起こそうとすると、痛がって激しく泣くことがあります。

髄膜炎は、細菌やウイルスの感染によって、脳や脊髄を包んで保護している脳脊髄膜が炎症を起こす病気です。細菌性(化膿性)髄膜炎と、無菌性(ウイルス性)髄膜炎があります。

細菌性髄膜炎の場合、早く治療すれば2~3カ月で完治しますが、治療が遅れると、知能障害などの後遺症が残る場合もあります。無菌性髄膜炎の場合は、後遺症の心配はほとんどありません。

高熱が続いてぐったりしている、首筋がかたくなっているなどの場合は、夜中でもすぐに受診しましょう。