ピクッとして驚く、モロー反射

Pocket
LINEで送る


赤ちゃんの原始反射のなかにモロー反射というものがあります。モロー反射とは、寝ているときに急に物音がしたり、からだを動かしたときなどに両手を広げて、何かにしがみつこうとする本能的な反射運動です。

小さな赤ちゃんの場合、ドアの閉まる音など、ちょっとした音にも反応して、モロー反射を見せることがあります。抱っこで寝ているのにベッドに寝かせようとすると、ビクッとして起きてしまったり、お風呂上がりに体を拭こうとして仰向けに寝かせるとビクッとして泣き出すのもモロー反射の名残です。驚いたら、優しく声をかけながらトントンしてあげたり、両手を握ったりしましょう。

モロー反射などの原始反射は、生後4カ月を過ぎるころには、自然に見られなくなっていくもの。ちょっとした音にも、だんだんと驚かなくなっていきます。