産後の尿漏れと骨盤低筋体操

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妊娠中、大きな声で笑ったり、くしゃみをした拍子に尿がもれることがありますが、これは珍しいことではありません。お腹が大きくなりだす妊娠30週くらいからみられるようになるもので、子宮に膀胱が圧迫されて尿がもれやすくなるということです。産後、ほとんどの場合、自然によくなります。

しかし難産などによって、膀胱や尿道の筋肉がゆるみ、産後なかなか治らないこともあります。そのような場合は、骨盤底筋体操を行います。肛門と膣を5秒間くらい閉めて、その後ゆるめるという簡単な体操です。1日に数回行い、3カ月くらい続けると効果が出るようです。閉める感覚が分からない場合は、尿を途中で止めてみるのも効果があると言われています。尿もれがひどい場合や、効果が見られない場合は、医師に相談しましょう。