妊娠中はもちろん、妊娠前からの葉酸の摂取の必要性が叫ばれています。赤ちゃんの先天異常の中の神経管閉鎖障害(主に、先天性の脳や脊椎の癒合不全)を防ぐために、葉酸の摂取が必要であることは、厚生労働省からも示されています。
葉酸はビタミンB群の水溶性ビタミンで、造血に作用するもの。不足すると貧血になることがあります。体内にはほとんど蓄積されないため、毎日摂取することが大切です。葉酸は緑黄色野菜、果物などの身近な食品に多く含まれ、野菜を350g程度摂取すれば1日0.4mgの葉酸の摂取が可能(厚生労働省による)ですが、個人の食生活によっては、なかなか難しい場合もあります。
葉酸の摂取が不足している場合は、食品からの摂取に加えて葉酸のサプリメントなどの栄養補助食品を使うことも推奨されています。ただし容量を守って、過剰に摂取しないようにしましょう。