何でも親の言うとおりにしか動かない子どもというのは、いつも親が子どもの意見を聞かずに言うとおりにさせてしまっているから。親の接し方によって、指示待ちの子どもをつくってしまっているのだと思います。
まず、「どっちがいいと思う?」とか、「どうしたいの?」と子どもに聞く習慣をつけましょう。問いかけられなければ、自分で考える習慣もつきません。3~4歳くらいの子どもなら、ある程度自分で意志表示できるでしょう。
少し大きくなってきたら、「なぜ?」と意志表示の理由を聞くようにします。最初はうまく説明できなくて「だって、こっちがいいんだもん」とか「いやだからいや」などとダダをねるような場面があるかもしれませんが、何度も繰り返しているうちに、だんだんと自分の気持ちを説明できるようになってくるもの。こんな親子のやりとりから、子どもは自己表現の方法を学びます。