何かあるごとに泣く子、泣かずに我慢する子、いろいろなタイプの子がいます。泣く子は甘えん坊、泣かない子は我慢強く子という見方もあるようですが、泣くのは良くない、泣かない方がいいということでもありません。むしろ、泣くということで、自分の気持ちを素直に吐き出すことができる子であるともいえるでしょう。
親の方も泣いたからといって、いつも子どもの思うとおりにしてあげるのはよくないこと。子どもの思いをくんであげられるときには受け止め、でも受け入れられないときには断固とした姿勢も必要です。たとえば今日はおもちゃを買わないと約束したのに、買って欲しいとだだをこねて泣き出したり。そんな時には、「約束したから今日はダメ」ときっぱりと伝えましょう。子どもは成長と共に、泣かずに自分の思いを伝える方法を身につけていきます。