子どもが習い事を始めると、親の方がのめり込んでしまう傾向も多いような気がします。スポーツ系なら、試合のメンバー選考や、修得レベルの段階分け、検定試験などを設けているところもあると思います。メンバーに選ばれたり、検定に合格すれば子どもはもちろん、親もうれしいもの。さらにがんばろうという意欲にもつながります。
しかし、選ばれなかったり、検定に落ちることは、やはり心にダメージを受けるものです。親として、「次はがんばろう」とか「ここをもうちょっとこうしたら」とアドバイスするのは悪いことではありません。でも、技術の向上よりも、そのことをするのが好きな子なら、その声かけ自体が、子どもに負担をかける場合もあります。まずは、「おしかったね」「残念だったね」と子どもの心を受け止め、会話を始めましょう。