子どもにやってはいけないことを伝えるのは大事です。でも、同じ言葉を繰り返しながら長々と叱ったり、過去のことまで引っ張り出して叱ったり。このような叱り方では、子どもは、何がいけなかったのか、どうすべきだったのかわからなくなってしまいます。親は自分のストレスを吐き出しているだけ。親自身のイライラに、まず向き合うことも大切でしょう。
叱るときのポイントは4つ。「どうしてもダメなことをしたときだけ叱る」。あれもこれも叱っていては、子どもも受け止め切れませんし、禁止が多いと指示待ちになりがちです。「短く叱る」。ポイントを絞って端的に叱りましょう。「その場でそのことだけを叱る」。過去を引っ張り出しても意味がありません。「理由を簡単に説明する」。相手がこういう気持ちになったなど、いけない理由を短く伝えましょう。