妊娠中から18歳までの子どもと親を支える「子育て総合相談窓口」
福知山市の子育て政策として特記すべきは、「子育て総合相談窓口」の設置ともいえるでしょう。すべてを統括するのが「子ども政策監」。その下に「保育園・幼稚園担当次長」と「子育て包括・児童館担当次長」が配置されています。「子育て包括・児童館担当次長」は児童福祉係、家庭支援係(児童館や子育て支援センターをまとめる)、母子保健係を取りまとめています。このすべてが連携して行っているのが「子育て総合相談窓口」です。社会福祉協議会に委託していたファミリーサポート事業も直営にして実施しています。 子ども政策室は平成30年に設置され、それまで別々だった部署が1つの「室」になりました。「それまでもお互いに、もっとこうしたらという連絡は取っていましたが、やはり1つの子ども政策室となったのは大きいですね。場がまとまることにより、部署を超えた連携が更にできるようになりました」 子育てについての相談を受けているケースでも、母子保健や幼稚園・保育園担当とも連携しながら、対象ケースを見立てたり、話し合いを行えたりがしやすくなったそうです。たとえば、子育ての事で相談を受けて、学校とも連携するなど。18歳までの子と親を支えるということで、高校回りも行い、学校との関係も近くなったそうです。 相談窓口では、LINEによる子育て相談も受け付けています。経験豊富な助産師、保健師、栄養士、社会福祉士、家計相談員などの専門職が対応し、福知山市に転入される方は転入前から利用できます。 ふくちやま子育て応援サイト LINEで子育て相談 地域子育て支援拠点「すくすくひろば」ほか、リアルにLINEでつながる
福知山市中心部の子育て支援拠点として機能しているのが「すくすくひろば」です。NPO法人が運営しており、中心部に住む転入家庭の仲間づくりの場にもなっています。 この日は双子ちゃんの会。双子ママたちが安心して参加できるよう、ひろばがお休みの日に開催しているそうです。 福知山市には子育てコンシェルジュが3人おり、京都府の利用者支援事業の研修を修了した人がこの任にあたっています。足立さんはその中の1人です。専門的なことは、子ども政策室などとも連携して答えることもあるそうです。 すくすくひろば 地域で立ち上げた「フリママ」、子育て中の親の居場所に
フリーマーケットのサークル「フリママ」を運営している西浜さんと本田さんにお話を伺いました。
おすすめの遊び場所を聞いたところ「三段池公園」とのこと。「体育館や武道館もあり、小さな動物園もあってエサやりもできるんです。小さい子から遊べておすすめですよ」(西浜さん、本田さん)
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