チャイルドシートを選ぶ基準
お子様の体重・年齢を目安にどのタイプを選ぶかを決めたら、今度は具体的な製品を選ぶ事になります。その時、安全性の目安になるのが「国交省型式指定マーク」です。
国土交通省では、道路運送車両の保安基準への適合性を確認するための方法として、装置型式指定制度を設けています。国土交通省が設けた安全基準に合格したものは型式指定・認定を受け、合格したチャイルドシートには、「国交省型式指定マーク」が付いています。
また、型式認定・指定されたチャイルドシートは公表されています。国交省のホームページから、PDF型式・エクセル型式の型式認定・指定を受けたチャイルドシート一覧表をダウンロードする事ができます。
店頭では「国交省型式指定マーク」の確認を、事前に検討する際には、型式認定・指定を受けたチャイルドシート一覧表を参考にするのが第一歩でしょう。
国土交通省チャイルドシートコーナー
http://www.mlit.go.jp/jidosha/child/index.htm
正しく装着してこそ安全
チャイルドシートは、取り付ければいいというものではありません。エアバックが備わっている助手席に乳児用の後ろ向きチャイルドシートを乗せるのは厳禁!また、車種やシートのタイプによってはきちんと装着できないものもあります。チャイルドシートが重くて、取り付けだけでも苦労するケースや、きちんと装着するためにはかなりの力が必要な物も有りますから、是非お父さん、あるいは車の事がわかる男性と一緒に選んで、きちんと装着してください。一番良いのは、購入店で装着してもらい、きちんとした説明をその場で受ける事でしょう。
自動車の衝突実験で安全性能評価をしている、独立行政法人自動車事故対策機構は、チャイルドシートについても安全性能を評価し、チャイルドシートアセスメントとして公表しています。衝突試験での安全性能だけでなく、使用性能評価試験も同時に公表しています。
使用性評価試験は、誤った使用を防止する観点からチャイルドシートの構造や表示などについて評価し、ユーザーが自動車の座席にチャイルドシートを取り付ける際に、確実に取り付けられるように配慮されているかなどを判定しています。
全機種を一度に試験する訳ではなく、毎年10台程度を選んで試験し性能評価をしていますので評価されているもの、無いもの、試験年度が古いもの(2001年より実施)新しいものがあります。チャイルドシート選びの一つの目安とはなるでしょう。
自動車事故対策機構 チャイルドシートアセスメント
http://www.nasva.go.jp/mamoru/childseat.html
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