育児用ミルク選びのポイントは?
お店にはいろいろなメーカーの粉ミルクがあり、ラベルを見比べても違いがわかりにくく、宣伝文句に「DHA強化」など書いてあると、よけいに悩んでしまします。でも、あまり悩まないで。現在日本で販売されている育児用ミルクは、健康増進法(特別用途食品:乳児用調製粉乳)に定められた基準にしたがって、各メーカーとも栄養成分がより母乳に近いものになるよう工夫や改良を重ねながら作られているため、メーカー間での差はほとんどありません。病院で最初にもらったから、価格が手頃だから、近くの店にいつも置いてあるから、なじみのあるメーカーだから…など、実用的な理由や好みで選んで問題ないでしょう。
なお、免疫物質が多く入っていると病気にかかりにくいとか、脳の発達に良いDHAが強化されているほうが学校の成績が良くなるという事実はありませんので、惑わされないようにしましょう。
微妙な味の差で赤ちゃんの好みも
成分にほとんど差はないといっても、まったく一緒というわけではないので、味にも甘味や香り、濃さなど、微妙に違うようです。ミルクを嫌がって飲んでくれない赤ちゃんが、メーカーを変えたら、ゴクゴク飲んでくれるようになったというママの声もあります。赤ちゃんにも「おいしい」と思う味の好みがあるはず。サンプルをもらってママも一緒に味見してみて、赤ちゃんにいちばん合ったミルクを探してあげるといいでしょう。
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