暑い日のお出かけ

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5月になると、晴天の日には急に気温が上がってきます。5月の日差しは、8月の日差しとほぼ同じですから無理もありません。
そんな日差しの強い日の車でのお出かけは、要注意。

チャイルドシートは、助手席か、後席であれば運転席の後ろの窓側に設置するのが一般的です。いずれにしても日差しが直接当たりやすい所に設置します。いくらエアコンで室内温度を調節しても、直接日差しが当たればそこは室温以上に暑くなります。チャイルドシートで動きを制限されている子どもは、体温が上がり汗をかいても自分ではどうする事もできません。乳幼児にとっては、紫外線も危険です。

まず、直射日光が当たらないように、遮光スクリーンなどを用意しましょう。
(車のフロントガラスは合わせガラスですので、中間膜の効果で紫外線はほとんど通していません。しかし、普通はサイドとリアの窓ガラスは強化ガラスなので紫外線を通します)

日差しが強い日、エアコンを切って締め切った車内は、あっという間に温度がぐんぐん上昇します。

夏、日が当たる屋外に車を停め、25℃でエアコンを切り、30分後には40℃くらいまでに温度が上がったという実験結果もあります。

国民生活センターが行った実験(一日放置で温度変化を記録)では、最高で室内が60℃以上、ダッシュボードやステアリングハンドルは80℃を超える温度になっています。
当然、直射日光が当たったチャイルドシートも高温になります。金具で火傷を負った例も報告されています。

このような状況で、たとえ10分といえども子どもを車内に残して車を離れることがあってはいけません。むしろ、10分でもチャイルドシートから降ろして、汗をかいていれば拭いてあげる、水分を補給するなど気を配りましょう。

写真

飛行機雲が見える日は、日差しも強いので要注意